危機遺産登録年 | 世界遺産 登録年 |
国名 | 世界遺産 C−文化遺産 N−自然遺産 | 理由(主たる要因のみ記載) |
1982 | 1981 | エルサレム(ヨルダン・ハシミテ王国による申請遺産) | エルサレム旧市街とその城壁(C) | 地域紛争による保全状況の悪化、無秩序な利用による街並み破壊 |
1985 | 1985 | ベナン共和国 | アボメイの王宮(C) | 竜巻などによる崩壊、風雨による風化や浸食 |
1986 | 1986 | ペルー共和国 | チャン・チャン遺跡地帯(C) | 風雨による風化や浸食、塩害、盗掘や不法占拠 |
1990 | 1988 | マリ共和国 | トンブクトゥ(C) | 飛砂や流砂による埋没の危機、風雨による風化や浸食 |
1992 | 1981 | コートジボワール共和国/ギニア共和国 | ニンバ山厳正自然保護区(N) | 鉄鉱山の開発計画による危惧、隣国からの難民流入に伴う環境破壊 |
1992 | 1983 | エクアドル共和国 | サンガイ国立公園(N) | 道路の建設計画による環境破壊の危惧、不法な放牧や密猟 |
1992 | 1985 | インド | マナス野生生物保護区(N) | 民族紛争の混乱に乗じた密猟や盗伐の横行、希少動物の減少 |
1992 | 1991 | ニジェール共和国 | アイルとテネレの自然保護区群(N) | 内戦の混乱に乗じた密猟 |
1993 | 1979 | アメリカ合衆国 | エヴァグレーズ国立公園(N) | 公園外の集水域の都市化や農地化による水の収支バランスの崩壊に伴う生態系への悪影響、水銀などによる水質汚染 |
1994 | 1979 | コンゴ民主共和国 | ヴィルンガ国立公園(N) | 地域紛争に伴う難民流入による燃料用の森林伐採、密猟 |
1996 | 1978 | エチオピア連邦民主共和国 | シミエン国立公園(N) | 道路建設や不法な開拓、人口増加による環境破壊、希少動物の減少 |
1996 | 1980 | コンゴ民主共和国 | ガランバ国立公園(N) | 地域紛争による公園施設での略奪、密猟、公園関係者の殺害による保護管理の停止 |
1996 | 1980 | チュニジア共和国 | イシュケウル国立公園(N) | ダム建設による湖への淡水流入の減少に伴う生態系への悪影響 |
1996 | 1982 | ホンジュラス共和国 | リオ・プラタノ生物圏保護区(N) | 農地開拓による保護区域の減少、野生動物の乱獲、保全計画の不備 |
1997 | 1980 | コンゴ民主共和国 | カフジ‐ビエガ国立公園(N) | 地域紛争に伴う難民流入や違法な入植による森林破壊と密猟 |
1997 | 1988 | 中央アフリカ共和国 | マノヴォ‐グンダ・サン・フローリス国立公園(N) | 違法な放牧、密猟、公園関係者の殺害でプロジェクトや観光の停止 |
1997 | 1996 | コンゴ民主共和国 | オカピ野生生物保護区(N) | 地域紛争による公園施設での略奪、密猟、金採鉱による環境破壊 |
1997 | 1992/1999 | アルバニア共和国 | ブトリント(C) | 経済的混乱による博物館の文化財略奪、保護管理の不備 |
1999 | 1984 | コンゴ民主共和国 | サロンガ国立公園(N) | 地域紛争の混乱による密猟、違法な家屋の建設や森林伐採 |
1999 | 1986 | インド | ハンピの建造物群(C) | 架橋建設による遺跡破壊、建設後の交通量の増加に伴う遺跡への影響の危惧 |
2000 | 1981 | パキスタン・イスラム共和国 | ラホールの城塞とシャーリマール庭園(C) | 道路の拡張による庭園の噴水設備や城壁の破壊 |
2000 | 1981 | セネガル共和国 | ジュッジ国立鳥類保護区(N) | 外来の水生植物による生態系の撹乱 |
2000 | 1993 | イエメン共和国 | 古都ザビード(C) | コンクリート建築による建替えなどで伝統建築物が喪失 |
2001 | 1979 | エジプト・アラブ共和国 | アブ・メナ(C) | 土地改良による地下水位上昇で、貯水池やその上の建造物が倒壊、地下空洞崩壊による遺跡への影響に対する危惧 |
2001 | 1995 | フィリピン共和国 | フィリピン・コルディリェーラの棚田群(C) | 後継者不足による棚田放棄、畑への転作による景観維持への影響 |
2002 | 1982 | アルジェリア民主人民共和国 | ティパサ(C) | 保護管理体制の不備 |
2002 | 2002 | アフガニスタン | ジャムのミナレットと考古遺跡群(C) | 盗掘と略奪、河川からの浸水や水没への危惧 |
2003 | 1979 | ネパール王国 | カトマンズの渓谷(C) | 都市計画の不備による伝統建築物の改変や喪失 |
2003 | 1983 | コートジボワール共和国 | コモエ国立公園(N) | 政情不安に乗じた密猟、過放牧による植生への影響、保護管理の不備 |
2003 | 2000 | アゼルバイジャン共和国 | 城壁都市バクー、シルヴァンシャー宮殿、及び乙女の塔(C) | 地震による損壊、都市開発による圧力、保全対策や修復の不備 |
2003 | 2003 | アフガニスタン | バーミヤン渓谷の文化的景観と古代遺跡群(C) | 内戦による爆破で仏龕(がん)崩壊の危惧、壁画の劣化、略奪や盗掘 |
2003 | 2003 | イラク共和国 | アッシュール(カラット・シェルカット)(C) | ダム建設計画による浸水の危惧、保全対策の不備 |
2004 | 2004 | イラン・イスラム共和国 | Bam and its Cultural Landscape(C) | 2003年12月の地震による損傷 |
2004 | 1981 | タンザニア連合共和国 | キルワ・キシワニとソンゴ・ムナラの遺跡群(C) | 海外侵食による遺跡へのダメージ、人口流入による諸影響 |
2004 | 1996 | ドイツ連邦共和国 | ケルン大聖堂(C) | 周辺の高層建築による景観の統一性の破壊 |