Google Map、Google Earth、World Wind で世界遺産の画像を探す
Google Map、Google Earth、World Windはそれぞれ便利なソフトですが、目的地をすばやく探すには経験とコツが必要です。
マウス操作でもある程度はできますが、海外の地形をピンポイントで検索するには便利なソフトとはいえ、簡単に見つけるには地球は広すぎますね。
そこで活用したいのは検索機能です。この方法を活用すると探したい場所を一瞬で表示できます。
このWEBサイトでは世界遺産を瞬時に検索する方法を説明していきます。
Google Map、Google Earthで世界遺産を表示する
Google Map、Google Earthでは、緯度・経度を入力することによりそのポイントを瞬時に表示してくれます。
東京タワーを例に検索方法を説明します。
東京タワーの所在地は、北緯35度39分31秒、東経139度44分43秒です。
そのため検索ボックスに、次のように入力します。
N35 39 31 E139 44 43
そして検索（Google Earthの場合は Search）を実行すると東京タワーの所在地が表示されます。
Google Earthでの検索結果は こちら でみることもできます。
北緯35度39分31秒、東経139度44分43秒については、北緯35.658611、東経139.745278 と表示する場合もあります。この場合でも同様に検索することができます。
N35.658611 E139.745278
と入力しても同様に東京タワーが表示されます。
入力する際には、度、分、秒を半角スペースに置き換え、緯度、経度を次の単語に置き換える必要があります。
北緯 N または +
南緯 S または -
東経 E または +
西経 W または -
検索方法はわかったけど目的地の座標なんてしらないよ。と言う声が聞こえてそうですが市町村名の緯度、経度を検索することのできるWEBがありますのでご紹介します。
http://www.interq.or.jp/mars/tozai/data/search.html （理科年表などの公式緯度、経度とは少しことなります）
ここからがメインコーナーです。世界遺産は所在地の緯度、経度がUNESCOに登録されておりすべてWEBで公開されています。そのためすべての世界遺産の緯度、経度は簡単に調べることができるんですよ。
■探し方
１． 世界遺産マップから調べたい世界遺産を探します。
２． 世界遺産の国名の隣に ユネスコ と記載されているリンクをクリックします。
例：オーストラリア
３． 英語でその国の世界遺産リストが表示されますので探している世界遺産をクリックします。
４． 英語の世界遺産紹介文の右上に緯度と経度が記載されていますのでこれをそのままコピーしてGoogle Map、Google Earthの検索ボックスに貼り付ければ即座に表示してくれます。
例：グレートバリアリーフ
英語名の世界遺産を知っていれば、http://whc.unesco.org/en/list/ から直接探す方法もあります。
いろいろ試してみるとわかるのですが、人が住んでいない地域では解像度が低いので鮮明な画像はきたいできません。そのため都市部の文化遺産などで利用するのが一番楽しいと思います。
World Windで目的地をすばやく表示する
World Windでは、画面左上から4つ目のアイコンで検索画面を呼び出すことができます。
Google Map、Google Earthなどと異なり北緯35度39分31秒のような座標での検索は行えず、北緯35.658611として緯度で算出した座標で入力する必要があります。
Latitude には緯度、Longitude には経度を入力します。
北緯と東経はプラス座標で入力し、南緯と西経はマイナス座標で入力します。
なお都市名で検索する場合には、「Look for place named」に都市名を英語で入力します。
World Windの画面は こちら でみることもできます。
World Windは、Google Map、Google Earthと比べると画像解像度がおとります。そのため地図ソフトとして考えた場合は Google製品の方が優秀といえますが、World WindにはGoogle製品にはない機能が多数ついています。